遅くて落ちる!ダラけたSafariに活を入れよう!【iPhone修理戦隊スマレンジャー】

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iPhoneの標準ブラウザである「Safari」

最初から備わっているだけに初めて触れ、以降ずっと使い続けている人も多いだろう。

ところが、長い期間使っているとどうにも動きが鈍くなっただとか、強制的に終了することが増えた、なんてことは無いだろうか?

その原因と対策を探っていこう。

 

1つめ、複数のタブを開いているのなら閉じる。

タブは開けば開くほど、iPhoneのメモリを消費してしまう。

メモリは、例えて言うなら机である。

机の上にドンドン本を開いていったら、目的の本を探すのに時間がかかってしまうようにiPhoneの動作も遅くなってしまうのだ。

不要なタブは閉じてしまおう。

 

2つめ、変換学習のリセットを行う。

変換学習とは、今まで入力したことのある言葉を予測して変換候補に表示する便利な機能だが、長時間キーボードを使っていると、学習機能によって文字変換の候補のデータが蓄積され重くなってしまい、余計な変換候補が予測として出てきたり、候補が多すぎて文字入力ができなくなったり、文字を入力しようとしただけでホーム画面に戻ってしまう。

そういうときは、「キーボードの変換学習をリセット」しよう。

こうすることで、Safariで何か入力中に落ちてしまう、という症状が緩和できる。

手順としては、

「設定」をタップし、「一般」から「リセット」をタップし、「キーボードの変換学習をリセット」へと進もう。

そうして、パスコード設定中の場合パスコードを入力し、「辞書のリセット」を押して終わりだ。

あくまでも、文字変換の候補のリセットなので、ユーザー辞書などは消されることは無い。

次に、学習機能をオフにしてしまおう、そうすれば、今後リセットを行う必要は無くなる。

まずは「設定」から「一般」へと進め、先ほどとは違い今度は「キーボード」をタップする。

そして下の方の「予測」と書かれている欄の右側のスイッチをタップしオフにしよう。

 

3つめ、溜まったデータを消す。

いやいや、限られた通信量で要らないデータなんてダウンロードするわけ無いじゃない、とお思いかも知れないが、使っているうちに知らず知らず溜まっていくデータが有る。それは、検索・閲覧した履歴とCookie(クッキー)、キャッシュと呼ばれるものだ。

検索や閲覧履歴については分かりやすいので良いとして、Cookieやキャッシュとは何だろうか?

Cookieには、ウェブブラウザ利用者の情報が保存される。

例えば、ログイン時のIDやパスワード、通販サイトでのお買い物カゴの中身、そのサイトにアクセスした回数や日にちなどである。このCookieのおかげで、一度閉じたウェブページでもログイン作業不要か或いは、既にログインするための情報が入力された状態でページが開けるのである。

対してキャッシュには、ウェブサイトにおいて使用頻度の高いデータが保存される。

例えば、戻るボタンを押した際、初めより遥かに早くページが表示されると思うのだが、それはiPhone本体にキャッシュとして画像などのデータが保存されており、ウェブから新しく読み込む手間を省いているおかげなのである。

しかし、何事も過ぎたるは及ばざるが如し、Safariの動作を重くモッサリさせるだけであれば削除してしまおう。

まず、Cookie、キャッシュ含め全てを削除する方法だ。

iPhoneのホーム画面にて、「設定」をタップする、次に「Safari」をタップし、青文字の「履歴とWebサイトデータを消去」をタップする。すると下から赤文字の「履歴とデータを消去」が出てくるのでコレをタップ。そうすると、青文字だった「履歴とWebサイトデータを削除」がグレーに変わる、こうなると削除完了だ。

次に、閲覧履歴のみを削除する場合。

まず、Safariの右下に有る本を開いたような形の「ブックマークアイコン」をタップし、「履歴」へ進むと右下に「消去」の文字があるのでタップしよう。

そうすると、どの期間の履歴を削除するのか表示されるので、お好みの期間をタップしよう。

勿論、「すべて」をタップしても良い。

1つずつ削除するには、表示された履歴を左にスワイプし、その文字列の右側に赤く表示された「削除」をタップすればOKだ。

更に、「プライベートブラウジング」機能を使用することで、検索・閲覧履歴、Cookie、キャッシュをそもそも保存しないようになる。いちいち削除するのが面倒くさいという人にオススメだ。

Safariで「プライベートブラウジング」をするにはまず、Safariを起動した状態で右下にある四角が2つ重なったようなアイコンをタップする。

すると今度は左下にある「プライベート」という文字をタップする。

こうすることで、「プライベートブラウジング」が開始される。

「プライベートブラウジング」を辞めるときは同じ手順を繰り返せばOKだ。

 

基本は使っていない不必要な情報を削除することにより、軽快な動作を取り戻すことができる。