急な発熱、嬉しいという人はなかなかいないのではないだろうか?
体調は悪くなるし、判断力も落ち、動きも鈍くなり、普段できていたことも満足にできない。
本当に困ってしまう。
人間だけに起こり得る問題だろうか?それが違うのだ、iPhoneにも起こり得るのである。
異常な発熱により本体に不具合をきたし、正常に機能しなくなってしまう。
操作不能に陥る前に、発熱しないよう予防対策を行っていこう。
ではまず、なぜiPhoneが熱を発してしまうのか、その原因は何なのか?
1つめは、CPUの稼働によるものだ。
最近の処理の重たいゲームアプリや、軽いアプリでも複数一度に開いたりすると、CPUはフル回転して処理を行う、結果発熱してしまうのだ。
2つめは、冷却機能が貧弱なせいである。
デスクトップパソコン、ノートパソコンや家庭用ゲーム機も、使い続けていくうちに、多少の差は有れどCPUの稼働により熱を持つのだが、急に動かなくなったり、早々挙動がおかしくなったりはしないはずだ、と言うのも、大抵の場合熱対策として排熱口を設けたり、発生した熱をファンの風によって飛ばしているからである。
ところが、iPhoneは大きさが限られているので、そういった機構を載せるスペースが無い。
本体の金属部分で放熱するしかないので、冷却しきれない熱がドンドン溜まってしまうのである。
3つめは、バッテリーへの充電によるものだ。
バッテリーの減りが早いからと、ついつい充電しながら使っていないだろうか?
アプリを実行中だと、スマホ本体に流れる電流も当然増加する。
ただでさえバッテリーに負荷がかかっている状況で充電すると、そうでなくても熱を持つのに余計に発熱してしまうのだ。
4つめは、外部の環境によるものだ。
ポケットの中に入れていたり、室温気温が高かったりすると、本体内の熱が外に逃げにくくなる。
外で使用することで、直射日光により熱を持つこともある。
これらの原因になる行動をできるだけ無くすことで、iPhoneの異常発熱を抑えることができる。
逆に、晴天時直射日光を浴びながらモバイルブースターで充電しつつゲームをしようものならあっという間に熱々になってしまうだろう。
熱は機械にとって大敵だ。
折角巡り会えたiPhone、末永く付き合っていけるよう大切に扱ってあげようではないか。