電車で通勤中や会議で緊迫した中、静かにしていないといけない場面、普段ならちゃんと設定しているハズなのにウッカリサイレントモードにしていなかった、よりによってそんな日に突如鳴り響く着信音。
また、マナーモードにしていても案外バイブ音自体が予想外にうるさかったりもして、何がマナーモードだなどと一人憤ってみたりして。
そんな中、音を消そうと慌ててiPhoneを取り出しても焦っていると中々画面の「拒否」の文字がタップできない。
そうこうしている内に逆に「通話」をタップしてしまったりして、通話相手に不可解に思われてしまったり。
色々できて便利なようなタッチ画面だが、指先だけで探れなかったり、フィードバックが無いため目で見ないと押したかどうか分からないなど、案外不便なことも有るものだ。
しかし、タッチ画面ではなくボタンで操作できればどうだろうか?
こういうときは落ち着いて「音量ボタン」のどちらか、或いは「スリープボタン」を一度押してみよう。
そうるすと、着信音は消え、バイブレーションはオフにする事ができる。
タッチ画面と違い、目で確認する必要もなく、ポケットの中で見えない状態でも手の感覚だけで、ボタンのクリック感で着信音を消したことが確認できるので便利で安心だ。
また、電話自体を「拒否」するわけではないので、設定さえしていれば、しばらくすると留守番電話に転送される。
素早く留守番電話へと転送させたい場合は、「スリープボタン」を二回、タップしよう。
そうして、落ち着いた時に折り返すなりすれば良いわけだ。
ただ、画面を操作する余裕が有ればもう少しこった事ができる。
着信画面の「メッセージ」をタップすると、簡易的な定例文を送信できる。
デフォルトでは、「現在電話に出られません。」「向かっています。」「後でかけ直します。」の3つだ。
このデフォルトメッセージを変更する際には、「設定」→「電話」→「テキストメッセージで返信」で編集できる。好きなメッセージを登録しておこう。
「後で通知」を使えば、後々折り返し電話をかけるようにリマインドの設定がされる。
慌てている際はその場は覚えているつもりでも、時間が経てばウッカリ忘れてしまいがちだが、リマインドによって電話をかけ直すことを思い出すことができる。
その時間も、「1時間後」「ここを出るとき」「家に着いたとき」の3つから、タイミングを選ぶことができる。
しかし上記2つの手段の場合、一旦着信を拒否する形になるので留守番電話には転送されず、「電話をおかけいたしましたが、お出になりません」という案内が相手に流れる。
時と場合によって使い分けていこう。