iPhoneを修理する前に大切なデータをバックアップしましょう

今回はiPhoneを修理に出す前に行うべきことについて紹介します。その中でもバックアップを取ることが大切なので、これを中心に解説します。iPhoneを修理をする場合、残念ながら壊れた機能だけを回復させることができず、データが消えてしまうことがあります。特にiPhoneが水没してしまった時はiPhone内のデータを抜き出すことが困難です。

 

もちろん、当社は心を込めてお客様のiPhone修理に携わりたいと考えていますし、大切にされているデータを消さずにそのままお返ししたいと考えています。しかし、当社やアップルの純正サポートを含め、どの業者でもデータを破棄せざるを得ない(端末の交換も含め)ケースは一定数あります。そこで、万が一に備えてデータのバックアップを取っておくことがオススメです。それではiPhoneを修理に出す前に行うべきことを見ていきましょう。

 

iPhoneの修理前に行うべきこと

iPhoneの修理前に行うべきことを紹介します。

 

iPhoneを探す設定をオフにしましょう。

 

iPhoneを修理に出す前に「iPhoneを探す」設定をオフにしましょう。これの手順は次の通りです。①iPhoneの設定を開く②「iPhoneを探す」をオフにする。③アップルidとパスワードが求められるので、それを入力しましょう。

この時アップルidを忘れてしまっても設定→端末情報(自分の氏名が大きく映し出されている場所)→iTunesとAPP STOREを開くことで確認できます。パスワードは自分で設定しているので人それぞれですが、APP STOREからアプリをインストールする時のものと同一です。もし忘れてしまった場合は次の方法で入手しましょう。

①APP公式サイトから入手

iPhoneのパスワードを忘れてしまったらAPP公式サイトへアクセスしましょう。これを開き、「アップルid、もしくはパスワードを忘れた場合」を開くとフォームが現れるので、こちらへ情報を入力しましょう。

 

②電話で確認

アップルのコールセンターへ電話するのも良いです。電話番号は0120-27753-5です。

「iPhoneを探す」は紛失時に大変役に立つ機能です。これをオンに設定しておけば、iPhoneをなくしてしまってもインターネットに繋がってさえいれば別の端末から探すことができますし、設定により、拾った人へ連絡先を提示したり、音を鳴らしたり、データを消して悪用を防止するなどの対応を取ることができます。とても便利なのでこれをオンにしていないかを確認しましょう。何せ修理中にデータ消去が発動してしまったら一大事ですからね。

 

iTunesを利用してパソコンへバックアップを取る

iPhoneの修理を行う前にデータをバックアップするのはとても大切です。特に、iPhoneが水没してしまった場合はiPhoneとパソコンを繋げなくなってしまうので、時既に遅しでは困ります。余裕のある時にデータを残すよう心掛けましょう。手順は次の通りです。

 

①パソコンでiTunesを開く

まずはパソコンでiTunesを開いておきましょう

 

②iPhoneとパソコンを接続

iPhoneとパソコンを接続しましょう。この時iPhone側は暗証番号を入力した後「パソコンを信頼する」ボタンが表示されるので信頼するを押しましょう。これで接続は完了です。そうすると同時にiTunesへの接続ができると思います。そしてiTunesの画面の「iCloud」or「このコンピュータ」と「iPhoneのバックアップを暗号化」を選択し、完了をクリックしましょう。

この時「iCloud」を選ぶと自分のiCloudの中にデータが保存できます。これは、インターネット上にデータを残すことになるので、再びデータを戻す時に時間がかかる場合があります。また、iCloud自体の容量にも注意が必要です。違うパソコンからデータを戻すことができるのがメリットです。

「このコンピュータ」を選ぶと自分のパソコンへデータが保存されます。データを戻すのは早いですが、パソコンの容量を使うことと、端末が壊れてしまったり紛失してしまうと同時にデータも無くしてしまったことになります。

クラウドを利用してバックアップを取る

主にパソコンを持っていない場合はクラウドを利用してバックアップを取りましょう。これは、インターネット上にデータを残す方法なので、上記の「iCloud」によるバックアップと同じです。万一iPhone修理が上手くいかなかった場合にもデータ自体は残りますし、紹介する方法は執筆時には完全無料ですのでご安心下さい。(データ通信料などは除きます)ご安心下さい。手順を解説します。

 

①iPhoneへアプリ「Documents」を入れましょう。

まずはiPhone内にファイルマネージャーアプリを入れましょう。iPhonex以降は元々入っているので特に必要ありません。ファイルマネージャーアプリの中でも筆者が使いやすいと考えているのはDocumentsです。

 

②Googledriveを利用しましょう。

次にクラウドを用意しましょう。これもファイルマネージャーと同じく無数に種類がありますが、筆者のオススメはGoogledriveです。Googleのアカウント作成をすれば自動で作られます。

 

③ファイルマネージャーアプリとクラウドを紐付けましょう

documentsのサービス→アカウントの追加→グーグルドライブを選択し、idとパスワードを入力しましょう。次に書類からバックアップをしておきたい写真や動画にチェックを入れてアップロードしましょう。documentsにはワード、エクセルなどのデータも入るので、それもまとめて保存できます。

 

④GoogledriveからiPhoneへデータを戻す。

データを戻す時は、documentsのサービスから保存先のGoogledriveを開き、戻したいデータにチェックを入れて、ダウンロードを押しましょう。

 

各種アプリ特有のバックアップも必要

各種アプリは特有のバックアップ方法が必要な場合があります。代表的なのは通信アプリのLINEです。トーク履歴を残しておきたい場合や、他の端末で使用したい時に特別な方法が必要です。

主にLINEは主に若い層に人気と言われていますが、40代程度の方も使用していますし、中にはビジネスシーンで使っていることもあるでしょう。少し前には緩いやり取りになりがちな連絡方法は敬遠されていましたが、今の時代は意外にも企業で使用する例も多いのです。それだけにiPhoneが水没などで故障し、LINEのデータを失った時のダメージは大きいので個別に対策を取りましょう。

 

iPhoneを修理する前に大切なデータをバックアップしましょうまとめ

 

今回はiPhoneを修理する前に行うべきことについて紹介しました。iPhoneは依存してしまう人がいる位ですので、常に肌身離さずという方はいるでしょう。そんな時に水没してしまったらパニックになりますよね。そこで、修理に出す時はデータを消してしまわないように「iPhoneを探す」をオフにしましょう。そして、万一データが消えてしまった時のためにバックアップを取りましょう。クラウドへの保存の場合は動画のデータ移行を行うのに時間がかかります。早めにバックアップを取ると良いでしょう。