スマホの有機ELの焼き付きは修理できる?何時間で寿命が来るかや修理や防止方法を紹介

「スマホの有機ELの焼き付きの直し方は?」
「スマホの有機ELの焼き付きは何時間でおきる?」

 

スマートフォンのディスプレイ技術は日々進化しており、有機ELと液晶の2つが主流となっています。それぞれの特徴やメリットを理解し、自分の使用状況や好みに合わせて選ぶことが重要です。

 

この記事ではスマートフォン有機ELが焼き付く理由やスマートフォンの液晶と有機ELの違い、スマートフォン有機ELの焼き付きによる劣化を防止する方法、スマートフォン有機ELが焼き付いてしまった際に修理できる場所について紹介します。

 

 

 

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スマートフォンの有機ELが焼き付くとはどんな状況?

 

 

有機ELディスプレイは、その鮮やかな色再現性や薄さ、高いコントラスト比で知られていますが、長時間同じ画像が表示され続けると、その部分の画素が劣化する焼き付きという症状を起こすことがあります。

ここではスマートフォンの焼付きについて解説します。

 

有機ELの焼き付きとは?

 

有機ELの焼き付きとは、有機ELディスプレイ上で長時間同じ画像や情報が表示され続けることにより、その部分の有機材料が過度に劣化してしまい、画面上に永続的な影や残像が現れる現象を指します。

 

この劣化は、特定の画素が繰り返し発光し続けることで生じ、その結果として画素の発光性能が低下します。

 

焼き付きが発生するとその部分の色の再現性が損なわれたり、明るさが低下するなどの問題が生じるだけでなく一度発生すると完全に元の状態に戻すのは難しいとされています。

 

そのため、スマートフォンで有機ELの焼き付きが発生した場合は修理専門店で修理してもらうのがおすすめです。

 

有機ELを採用しているスマートフォン

 

有機ELディスプレイを搭載したスマートフォンは数多く存在します。

ここでは一例として5つのスマートフォンを紹介します。

 

  • iPhoneシリーズ

 

Appleが開発・販売するiPhoneは、iPhone X以降で有機ELディスプレイが搭載されています。

 

iPhone seは第4世代以降は有機ELが搭載されるとのことですが、現状最新の第3世代は液晶ディスプレイとなっています。

 

  • Samsung Galaxy Sシリーズ

 

 

Samsung Galaxy SシリーズはSamsungが製造・販売するフラグシップスマートフォンで、Androidオペレーティングシステムを基盤としています。

 

このシリーズの最大の特徴の一つは、鮮明で色彩豊かな有機ELディスプレイを搭載していることです。

 

このディスプレイ技術により、ユーザーは高いコントラストと鮮やかな色を体験することができます。

 

  • Google Pixelシリーズ

 

 

Google PixelシリーズはGoogleが直接監修し、Androidの真髄を体験できるとして多くのファンに支持されているスマートフォンです。

 

このシリーズの端末は、鮮明な有機ELディスプレイを採用しており、色の再現性やコントラストが高く、視覚的に魅力的な映像を楽しむことができます。

 

また、Pixelシリーズはカメラの性能が非常に高く、特に低光量環境での撮影能力に優れています。

 

  • Sony Xperiaシリーズ

 

 

Sony Xperiaシリーズは、Sonyの高い映像技術とオーディオ技術を結集したスマートフォンとして知られています。

 

多くのモデルで鮮やかな有機ELディスプレイを採用しており、これにより深い黒と鮮明な色彩を再現しており、Sonyのブラビアテレビ技術を取り入れたディスプレイは、映像の美しさが際立ちます。

 

またXperiaは防水・防塵機能を持つモデルが多く、日常生活でも安心して使える他、音楽や映像に関する機能も充実しており、Sonyならではのエンターテインメント体験をスマートフォンで楽しむことが可能です。

 

スマートフォンの液晶と有機ELの違いを紹介

 

 

スマートフォンのディスプレイ技術には主に「液晶」と「有機EL」の2つが存在します。これらはそれぞれ異なる特性とメリット、デメリットを持っています。

 

発色

 

スマートフォンのディスプレイ技術における「発色」は、画面が色を再現する能力を指します。液晶と有機ELディスプレイは、発色の方法と特性が異なります。

 

液晶ディスプレイ

 

液晶ディスプレイは、バックライトを使用して光を放出し、その光を液晶層で変調して色を表示します。

 

液晶自体は光を発するわけではなく、バックライトの光を透過させることで画像を生成します。

 

このため、真の黒を表示するのが難しく、黒は完全に暗くならないことが多いです。しかし、近年の高品質な液晶ディスプレイは、色の鮮やかさやコントラストも向上しており、非常に高い画質を持っています。

 

有機ELディスプレイ

 

有機ELディスプレイは、各ピクセルが自ら光を発する自発光型のディスプレイであるため、真の黒を再現することができ、コントラスト比が非常に高いのが特徴です。

 

また、液晶ディスプレイに比べて色の鮮やかさや明るさも高く、動画や写真を見る際の臨場感が増します。

 

しかし、長時間同じ画像を表示し続けると、焼き付きのリスクがあるとされています。

 

消費電力

 

スマートフォンのディスプレイ技術における「消費電力」は、バッテリーの持ちやエネルギー効率に大きく影響します。液晶と有機ELディスプレイは、消費電力の特性が異なります。

 

液晶ディスプレイ

 

液晶ディスプレイは、バックライトによって一定の光を放出します。

 

そのため、画面全体の明るさに関係なく、バックライトが作動している限り一定の電力を消費します。

 

特に明るい場所での使用時には、バックライトを強くする必要があり、それに伴い消費電力も増加します。

 

有機ELディスプレイ

 

有機ELディスプレイは、各ピクセルが独立して光を発するため、表示内容によって消費電力が変動します。

 

例えば、真っ黒な画面では、多くのピクセルが消灯状態となり、消費電力は大幅に減少します。

 

逆に、全画面が白や明るい色である場合、消費電力は増加します。ダークモードの利用などで、消費電力を節約することが可能です。

 

湾曲

 

スマートフォンのディスプレイ技術における「湾曲」の特性は、近年のデザイントレンドや機能性がいいことでよく採用されています。液晶と有機ELディスプレイは、湾曲に関する特性が異なります。

 

液晶ディスプレイ

 

液晶ディスプレイは、複数の層から成る構造を持っており、その性質上湾曲させることが難しいです。

 

そのため、従来の液晶ディスプレイは平面的な形状が一般的であり、湾曲させることは技術的に難易度が高く液晶ディスプレイは基本平らな物が多いです。

 

有機ELディスプレイ

 

有機ELディスプレイは、薄く柔軟な特性を持つため、湾曲させることが可能です。

 

この特性を活かして、エッジが湾曲したディスプレイや、折りたたみ式のスマートフォンなど、新しいフォームファクターの製品が登場しています。

 

有機ELの柔軟性は、デザインの自由度を高めるだけでなく、新しいユーザー体験を提供する可能性も秘めているといえるでしょう。

 

スマートフォンの有機ELが焼き付く原因は?

 

 

スマートフォンの有機ELディスプレイが焼き付く原因は、その特性や使用状況に起因します。

 

ここでは3つの原因について紹介します。

 

長時間静止画像を表示している

 

有機ELディスプレイの焼き付きの最も一般的な原因の一つは、長時間にわたって同じ静止画像を表示し続けることです。この現象は、特定のピクセルが連続して同じ状態で発光し続けることで、そのピクセルの劣化が他の部分よりも早まるために起こります。

 

例えば、スマートフォンのホーム画面のアイコンやステータスバー、ナビゲーションバーなど、常に同じ位置に表示される要素は、長時間表示され続けると焼き付きのリスクが高まります。特に、高輝度で長時間使用すると、このリスクはさらに増大します。

 

また、テレビ放送やゲーム、アプリの利用中に表示される固定のロゴやインターフェースも、長時間そのままの状態で放置すると焼き付きの原因となることがあるので注意しましょう。

 

高輝度での使用している

 

高輝度での使用は、有機ELディスプレイの焼き付きを引き起こす要因の一つです。

 

有機ELディスプレイは、有機材料を使用して発光する特性を持っており、この有機材料は時間とともに劣化します。

 

高輝度で画面を表示すると、各ピクセルが放出する光の強度が増し、それに伴って有機材料へのストレスも増加。その結果、一部のピクセルが他の部分よりも早く劣化し、焼き付きとして現れます。

 

特に、同じ画像やインターフェースが長時間表示されている場合や、特定の色が頻繁に使用される場合には、その部分のピクセルの劣化が進行しやすくなるので、不必要に高輝度での使用を避け、定期的に画面の内容を変更するなどの対策を取るようにしましょう。

 

不均一にピクセルを使用している

 

一部のピクセルが頻繁に使用される一方で、他のピクセルがあまり使用されない場合、使用される頻度の高いピクセルの劣化が進行しやすくなります

 

例えば、常時表示されるボタンや特定のアプリの固定的なUIなど、長時間同じ位置に表示される要素がある場合、その部分のピクセルは他の部分に比べて継続的に発光し続けることになります。

 

この結果、特定の部分のピクセルの劣化が他の部分よりも早く進行する可能性が高まり、時間とともに焼き付きとして現れるリスクが増加するのです。

 

また、特定の色や明るさでの表示が継続される場合も、その色を生成するためのピクセルが不均一に使用されることとなり、同様の劣化のリスクが生じます。

 

このような焼き付きを防ぐためには、定期的に背景やテーマを変更することや明るさの調整など、ディスプレイの使用パターンを変えるようにしましょう。

 

スマートフォン有機ELの焼き付きによる劣化防止方法5選

 

 

スマートフォンの有機ELディスプレイは鮮やかな色彩や発色というメリットがある一方で、長時間静止画像を表示したり不均一にピクセルを使用したりすることで焼き付きを引き起こしてしまいます。

 

ここではスマートフォン有機ELの焼き付きによる劣化を防止するために今すぐできる設定などを紹介します。

 

こまめに画面を消す

 

こまめに画面を消すことで、ピクセルの発光時間を短縮し、その劣化を遅らせることができます

 

そのため、不要なときは画面をオフにする、またはスリープモードにすることで、ディスプレイの劣化を予防することができます。

 

また、自動画面オフの時間を短く設定することで、無駄に画面が点灯し続けるのを防ぐことも効果的です。

 

長時間同じ画面を表示させない

 

長時間同じ画面を表示し続けると、特定のピクセルが過度に使用されることで焼き付きが生じるリスクが高まるため、定期的に画面の内容を変更するようにしましょう。

 

具体的には、動画を見るときやゲームをプレイするときなど、一定時間ごとに一時停止して画面をリフレッシュしたり、異なるアプリや画面を表示することで、同じピクセルが連続して発光するのを避けることができます。

 

画面の明るさ設定を自動にする

 

明るい環境下での使用時に画面の明るさを最大に設定してしまうと、ピクセルの劣化が早まる可能性があるので注意が必要です。

 

画面の明るさ設定を「自動」にすることで、スマートフォンは環境の明るさをセンサーで検知し、適切な輝度に自動調整してくれます。

 

必要以上に高輝度での使用を避けることができ、ディスプレイの寿命を延ばすことができるほか、外出時の直射日光下や暗い場所での使用時など最適な画面の明るさを保つことができるため見やすいメリットもあります。

 

ダークモードを利用する

 

ダークモードの利用は、有機ELディスプレイの焼き付きを防ぐための効果的な方法の一つです。

 

有機ELディスプレイは各ピクセルが独立して発光する特性を持っています。

 

ダークモードを利用することで背景が黒または暗い色になり、多くのピクセルが消灯または低輝度で動作するため全体としての消費電力が低減するほか、白や明るい色が多く表示される通常のモードよりもダークモードの方がピクセルの寿命を延ばすことが期待できます。

 

OSのアップデートを行う

 

OSのアップデートは、スマートフォンの有機ELディスプレイの焼き付きを防ぐための重要な手段で、スマートフォンのOSアップデートにはディスプレイの管理や制御に関する最新の技術や改善が取り入れられています

 

具体的には、新しいOSのバージョンには、ディスプレイの輝度調整や色の最適化、ピクセルの駆動方法の最適化など、焼き付きを防ぐための新機能や改善が含まれることが多いため、ディスプレイの劣化を遅らせることが期待できます。

 

また、OSのアップデートによって、アプリケーションの動作が最適化されることもあります。これにより、不要な画面の表示時間が短縮され、焼き付きのリスクが低減する可能性もあるでしょう。

 

スマートフォン有機ELが焼き付いてしまったら修理に出そう

 

 

修理ができる場所 価格※
Apple Store 42,800 円
AppleCare加入時:3,700 円
正規サービスプロバイダ 42,800 円
キャリア 42,801円
スマホ修理専門店 32,000円

※iPhone13の場合

 

スマートフォン有機ELの焼き付きが深刻である場合は、修理の検討が必要となります。

 

iPhoneでAppleCareに加入している場合はApple Storeや正規サービスプロバイダに依頼することで割安で修理を受けることができます。

 

また、スマホ購入時にキャリアの保険に加入している場合は一度キャリアに相談することで補償を利用して修理が可能です。

 

AppleCareやキャリアの保険に加入していない場合や、できるだけ早く修理を完了させたい場合はスマレンジャーなどのスマホ修理専門店がおすすめです。

 

スマホ修理専門店なら最短30分でデータそのまま、他のApple Storeや正規サービスプロバイダ、キャリアよりも安く画面の修理が可能です。

 

 

スマホの有機ELの焼き付きに関するQ&A

 

予約なしでiPhoneの修理をするときのよくある質問とその回答をまとめています。

 

  • スマートフォンの有機ELの寿命は何時間?
  • iphoneの画面焼けを防止する方法は?
  • 有機ELと液晶のスマホディスプレイはどちらがいい?

 

スマートフォンの有機ELの寿命は何時間?

 

スマートフォンの有機ELディスプレイの寿命は、一般的には約30,000から100,000時間とされています。

 

ただし、この数値はあくまで目安であり、実際の寿命は使用状況や環境、ディスプレイの品質などによって異なります。

 

有機ELディスプレイの特性上、青色の発光材料の劣化が最も早く、これが寿命を左右する要因となることが多いです。

 

長時間、高輝度での使用や、同じ画像を長時間表示し続けると、焼き付きが発生しやすくなり、寿命が短くなる可能性があります。

 

iphoneの画面焼けを防止する方法は?

 

iphoneの画面焼けを防止するには、明るさの調整や自動ロックの設定、ダークモードの利用がおすすめです。

 

できるだけ光度を落とし、同じ画面を表示させないようにすることで防止することができます。

 

有機ELと液晶のスマホディスプレイはどちらがいい?

 

「有機EL」と「液晶」のスマホディスプレイ、どちらが良いかは、使用目的や好みによって異なります。

 

映像や写真を鮮やかに楽しみたい人や最新のデザインや機能を求める人、薄型・軽量のスマホを好む人は有機ELがおすすめです。

 

また、コストパフォーマンスを重視する人や長時間同じ画面を表示することが多い人、バッテリーの持ちを重視する人は液晶のスマホディスプレイを選ぶといいでしょう。

 

スマートフォンの有機ELに焼き付きが発生した場合は修理専門店で修理してもらおう

 

スマートフォンのディスプレイには、主に有機ELと液晶の2つのタイプが存在します。

 

有機ELディスプレイは鮮やかな色彩と深いコントラストを持ち、新しいデザインや機能のスマホに採用されることが多いです。

 

一方、液晶ディスプレイはコストパフォーマンスに優れ、長時間の使用やバッテリーの持ちを重視するユーザーに適しています。

 

しかし、有機ELは長時間同じ画像を表示すると焼き付きのリスクがあるため、その点を注意しながら使用する必要があります。

 

スマートフォンの有機ELに焼付きが発生した場合は修理がおすすめです。

 

なかでもAppleCareやキャリアの保険に加入していない場合や、できるだけ早く修理を完了させたい場合はスマレンジャーなどのスマホ修理専門店がおすすめです。

 

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