「iPhoneは使用できません」と表示された時の原因と対処法!

 | 

日常的に使用するiPhoneが使用できない状態はかなり困りますよね…

今回はロック画面でパスワードを間違え続けると表示される「iPhoneは使用できません iTunesに接続」になってしまった場合の救済措置として「復旧方法」「データ救出方法」について解説していきます。

実際になったことがある人は分かるとは思いますがこうなってしまったら本当に何もできません。

iPhoneが使用できない状態になってしまった場合の対処法をこの記事で学んで、いざそうなった時焦らず行動できるようにしておきましょう。

iPhone・iPadなどのiOS端末は、10回以上パスコードを間違えるとロック状態になってしまいます。

・1回~5回目までは連続でパスコードの入力が可能
・6回連続間違えると1分間ロック
・7回連続で間違えると5分間ロック…

といった感じでパスコードを間違い続けることでiPhoneにロックがかかり、初期化しない限りロックが永遠に解除されない状態になってしまうことを指します。

「iPhoneは使用できません」が表示される原因は?

「iPhoneは使用できません」と表示される原因は主に2つ。

1,パスコードを間違える
2,画面の誤作動

①パスコードを間違える

まず1番の原因は、単純にパスコードを間違い続けることです。

このケースが起こる可能性が1番高いです。

上記でも記載した通り、iPhoneのパスコード間違えは5回目までは時に制限はないですが、それ以上間違えるとどんどんプラスで制限がかかり、最終的には初期化しなければ使えなくなってしまいます。

②画面の誤作動

画面の誤作動はiPhoneの画面照度を下げていたり、太陽光の下で画面が良く見えないという時に起こりがちです。

子供などに渡して知らない間に「iPhoneは使用できません」と表示されてしまうことも。

カバンの中などで誤作動が起きてしまう場合もあります。
10回以上誤作動が起きることは早々ありませんが、もし起きた場合は場合はディスプレイの不具合の可能性もあるので修理をおすすめします。

iPhoneのデータはどうなる?

もしあなたのiPhoneに「iPhoneは使用できません iTunesに接続」と表示されてしまった場合、残念ですがiPhoneのデータをすべて消去しなくてなりません。

※この表示が出た場合は画面に書いてある通り、iTunesに接続するしか方法はないです。
iTunesに接続した後ですが、強制的に初期化されます… さらに100%お使いのiOS端末内からデータを取り出すことはできません。

ちなみにこの状態になるとAppleにお願いしてもロック解除はできません。

なのでIOS端末を利用する際は定期的にiCloudやiTunes(PCなど)にバックアップを取っておきましょう。

実際に当店では過去に

『画面にiPhoneは使用できませんと表示されてしまった、iCloudやiTunesのバックアップもない(あるけどめっちゃ古い)けどiPhoneを使えるようにする&可能な限りデータを復元したい』

という連絡がありました。
その際データ復旧はロック状態ではどうやってもできなかったので、iPhoneを初期化して起動、初期化前に保存していたデータを探せるソフトを使って可能な限り復旧ということをやってみました。

完全復旧はできませんでしたが、奇跡的にある程度のデータは取り出せました。
iPhoneが使用できない正体からなんとか使えるようになって一安心でした。

※環境によって復旧できるデータが異なります。
今回は運良くデータが戻っただけで、バックアップ等がなければすべてが消えてしまうので注意しましょう。

パソコンなしでもできる「iPhoneは使用できません iTunesに接続」でロックされた時の対処法

「iPhoneは使用できません iTunesに接続」が出てしまったらやり方は様々ですが、結果的にiPhoneを初期化することになります。

パソコンがない!という方でも対処方があるので、参考にしてください。

①iPhoneを初期化する前にアップデートを

「iPhoneは使用できません」という状態はごくまれにシステムエラーで表示されている場合があります。

もし「iPhoneは使用できません」状態になったらまずは端末のアップデートをしてみてください。

それでも表示が消えない場合はiPhoneを初期化するしか方法がありません。

②iPhoneをリカバリーモードで初期化

1,MacまたはWindowsPCを用意する

Windowsの場合はOSがWindows10移行であることと、iTunesがインストールされているか確認しておきましょう。
PCがない場合は知人に借りるか、Apple Store直営店またはApple正規サービスプロバイダに相談しましょう。


2,iPhoneの電源を切る

・iPhone8シリーズ、X以降(SE第二世代、第三世代を含む) サイドボタンと音量を下げるボタンを同時に長押し→電源オフのスライダーが出たらボタンを離してスライドで電源を切ります。
・上記以前のiPhone サイドボタン(電源ボタン)を電源オフのスライダーが出るまで長押し、スライドで電源を切ります。


3,iPhoneをリカバリーモードに

リカバリーモードとはiPhoneを強制的に初期化する必要がある状態のことです。
・iPhone8、iPhoneX以降(SE第二世代、第三世代含む)はサイドボタン
・iPhone7シリーズは音量を下げるボタン
・SE (第一世代)、6シリーズはホームボタン
を長押し、ボタンを長押ししたままiPhoneをPCに接続します。

iPhoneにリカバリーモードの画面が表示されたらボタンから指を離しましょう。


4,iPhoneを復元する

iPhoneが接続されているPCでiPhoneを選択。
「復元」または「アップデート」の選択肢が表示されるので「復元」を選択してください。
PCがiPhoneのソフトウェアをダウンロードし、復元プロセスが開始されます。

15分過ぎてもダウンロードが終わらない場合はダウンロードが終わるまで待って、再度iPhoneの電源を切って最初からやり直してください。

ダウンロード完了後、iPhoneが何度か再起動します。

iTunesでも表示されますが、再起動中は絶対にiPhoneとPCの接続を解除しないようにします。
アクティベーションロックと表示される画面が表示されたらApple IDとパスワードを入力し、「続ける」を選択。


上記が完了すれば初期化が完了です。

②「iTunes」から初期化

iTunesから初期化する方法もあります。
手順としてはリカバリーモードで初期化する方法とほぼ同じです。

リカバリーモードに設定した後で、パソコンと接続します。

デバイスが表示されたら「復元」をクリック。

iPhoneが初期化され、最新のソフトウェアがインストールされます。

③パソコンがない場合のiPhoneの初期化方法

続いてパソコンがない状態でiPhoneを初期化する方法を解説します。


パソコンがない場合はicloud.comから初期化をお試しください。
他の端末から「iPhoneを探す」の機能を使ってデータを消去する方法です。

注意点としては以下の通り。

・iPhoneを探すがオンになってないと使えない
・AppleIDとパスワードが必要



①別端末のブラウザからiCloud.comにアクセス
②「iPhoneを探す」をクリック
③「すべてのデバイス」から該当のiPhoneを選択して「iPhoneを消去」を選択

以上でパソコンなしでiPhoneのデータを消すことができます。

おすすめのバックアップ方法3選

万が一に備えて、iPhoneは事前にバックアップを取っておきましょう。

バックアップの作成方法は3つ

・iCloudにバックアップ
・Macにバックアップ
・Windowsにバックアップ


バックアップを取っておくことで万が一「iPhoneは使用できません」状態になって初期化することになってもデータの復元が可能です。

①iCloudにバックアップ

iCloudにバックアップする手順はiPhoneをまずWi-Fiに接続します。

設定→ユーザー名→iCloudの順に進み、iCloudバックアップをタップ。
「今すぐバックアップを作成」をタップすればOKです。

iCloudバックアップを有効にしておけばWi-Fi下で自動的にバックアップを作成してくれるので基本的には自動バックアップをONにしておくのが安心です。

②Macにバックアップ

MacのiTunesを使用してデータをバックアップする方法です。

まずMacでiTunesを開き、iPhoneをUSBケーブルで繋ぎます。
「このコンピュータを信頼しますか?」と画面に表示されるので、「今すぐバックアップを作成」をクリック。

これでMacでバックアップが作成できます。

③Windowsにバックアップ

基本的にはMacと同じです。

iTunesが入ってなければダウンロードしてください。
WindowsでiTunesを開きiPhoneをUSBケーブルで繋ぎ「概要」→「今すぐバックアップを作成」をクリック。

これでWindowsでもバックアップが作成できます。

万が一に備えてiPhoneは定期的にバックアップをおすすめします

どの方法にしても「iPhoneは使用できません iTunesに接続」と画面に出てしまった場合は結果的にiPhoneを初期化するしか方法はありません。


初期化後の再設定時にバックアップからの復元画面が表示され、バックアップがあるのであれば復元できます。
バックアップがない場合は、新しいiPhoneとして設定を選択することになります。

初期化するのには勇気がいりますが、「iPhoneは使用できません iTunesに接続」と表示されているiPhoneをただ眺めているのも苦痛なだけですよね、、
そうなってしまった場合は覚悟を決めて初期化しましょう!
パソコンがない方でもなんとかなりますので、焦らないようにしてくださいね。

iPhoneで何度も何度もロックパスワードを間違えてしまうとこのような最悪な事が起きてしまいます。
そうならないためにも定期的にバックアップをとることをおすすめします。

「iPhoneは使用できません」の機能は防犯対策

「iPhoneは使用できません」の機能は正直いらないという人も多いですが、この機能はAppleのセキュリティーが高いことを証明しています。

もしあなたのiPhoneが他人に盗まれたとき、盗んだ相手はパスコードを解除しようと必死になってパスコード入力をします。

そんな時にこの「iPhoneは使用できません」の機能があればあなたのiPhoneの情報は守られます。
iPhoneには他人に見せたくない情報がたくさん詰まってますよね。

そんなiPhoneを守ってくれる最後の砦が「iPhoneは使用できません」の機能なのです。