一昔前までは、何事もケーブルで繋いで通信するというのが一般的でした。
例えば、インターネットもLANケーブルで繋げるのが当たり前であったのですが、Wi-Fiが普及した昨今ではLAN接続するのはデスクトップパソコンぐらいなものになりました。
他にも、マウスも昔はケーブル式が当たり前でしたが、今では無線式のものが多数存在しています。
マウスの例で言えば、様々な接続方式がありますが、メインとなっているのがBluetoothです。
iPhoneでも、Bluetooth接続が当たり前のように実装されており、様々なデバイスを手軽に接続できる便利さが魅力的です。
そんな便利なBluetooth接続が、iPhoneで行えなくなった場合、どのような要因ではっせいすると考えられるのでしょうか?
ここでは、iPhoneにおけるBluetoothの重要性と、故障モードなどについて解説します。
Bluetoothとは一体何?
まずは、初歩的なところとしてBluetoothとは一体どのようなものなのかについて解説します。
Bluetoothとは、数メートルの近距離を無線で通信する規格の一つです。
主にパソコンのマウスやキーボードなどの「近い距離(数センチから数メートル)での無線通信」を想定して設計されている技術となります。
親機となる機器と子機となる機器について、どちらもBluetoothに対応していれば、無線で接続することができるのが魅力的です。
もっと詳しく解説すると、Bluetooth Basic Rate/Enhanced Data Rate (BR/EDR) と Bluetooth Low Energy (LE) によって構成されています。
歴史を紐解くと、1994年 に エリクソン社内のプロジェクトとして開発が開始されて、そこにインテル、IBM、ノキア、東芝を含めた5社により、規格案が策定されました。
更にその流れに呼応して、マイクロソフト、モトローラ、3COM、ルーセント・テクノロジーの4社も参入して、本格的に普及に向けた動きが加速します。
現在は、3COMとルーセント・テクノロジーの2社が脱退していますが、逆にAppleやノルディック・セミコンダクターが加入して、総勢9社により運用されています。
2.4GHz帯を使用しており、IEEEでの規格名はIEEE 802.15.1と命名されています。
過去、メジャーアップデートを繰り返しており、現時点では2016年12月8日に発表されたバージョン5.0が最新規格となります。
バージョン5.0では、Bluetooth Low Energy のデータレートが2Mbps, 1Mbps, 500kbps, 125kbpsに増えており、2及び1Mbpsは従来通り到達距離が100m、125kbpsは到達距離が400mと圧倒的な通信距離を実現しています。
iPhoneにおいては、標準機能としてBluetoothが使用でき、主な用途としては車の中でハンズフリー通信を行うために使用されています。
運転中に電話をかけることは法律上で制限されていますが、iPhoneを手に持たずにハンズフリーで通話するのは問題ありません。
カーナビやハンズフリー用のマイクでは、Bluetoothに対応して手軽に接続でき、安定した会話を行うことが可能です。
他にも、イヤホンとの接続やキーボードを使う際の通信として用いられる事が多いです。
また、Bluetoothを利用したテザリングにも対応しているので、より安定した通信ができることが好評となっています。
iPhoneでBluetooth接続できない時に何が疑われるの?
iPhoneにおいても便利な機能として活用されているBluetoothですが、接続できないという症状も多々発生します。
繋がらなくなった時にチェックする項目としては、まずはiPhone自体のBluetooth機能がオンになっているかをチェックしてください。
意外な盲点としては、機内モードに設定していると、LTE通信だけでなくWi-FiとBluetooth機能もオフとなります。
どうしても機内モードでBluetoothを使用したい場合は、設定でマニュアルで機能をオンにしましょう。
Bluetoothがオンになっていても通信できない場合は、ペアリングが適切にできているかをチェックしてください
ペアリングは、なるべく容易に行える棟に各デバイスで工夫されており、ボタンを押してペアリングモードにして、iPhone側でそれを受信して接続させることができます。
接続が確立されている場合でも、一度おエアリンクを解除して再設定し直すことで、再度接続できる可能性があります。
また、機器によっては別途PINを入力してペアリングしなければならないものがあります。
これでも上手くつながらない場合は、Bluetooth機能のオンオフを繰り返してみてください。
更に、iPhoneを一度再起動して、再度接続チェックを行ってください。
これでもだめな場合は、最新のiOSにアップデートしているかの確認を行いましょう。
場合によっては、最新のiOSでBluetooth接続に関する問題が改善されている可能性もあります。
全てのチェックを行っても接続できない場合は、デバイス内部のトラブルが疑われます。
Bluetoothの故障の要因と修理方法は?
iPhoneでBluetooth接続ができなくなった場合、内部にあるBluetoothのアンテナが故障している可能性が疑われます。
故障の要因としては、外的な衝撃によって故障する場合、水濡れや熱い寒いなどの劣悪な環境で保管した、などがあります。
まずは、どこが故障しているかの切り分けを確認するために、モバイルリソースインスペクタを実施します。
この要素の中に、Bluetooth通信も確認できますが、基本はAppleの正規修理店で行うことになります。
もしBluetoothアンテナなどの故障が疑われると、修理しなければなりません。
iPhoneの修理の場合は、大まかに分類してAppleの公式サポートを利用するか、修理会社に依頼します。
自分で修理するのはまず不可能と考えておきましょう!
Appleの公式サポートを利用する場合は、まずは保証期間内であるかが一つの重要な要素となります。
保証期間内であれが、明らかな外傷がない場合は無料で修理対応していますが、保証期間外であると最大60,000円近い修理費用が発生します。
修理だけでこれだけの費用が発生するというのは、痛いですよね。
修理会社の場合は、Appleよりもリーズナブルな価格で修理してもらえるのが魅力的です。
ただ、修理スキルが一定でないのと、プライバシーの問題もあるので、どんな修理会社でも良いわけではありません。
その点で、スマレンジャー難波店では、プライバシーを最大限配慮してBluetoothの故障をしっかりと修理させていただきます。
修理実績も豊富なので、適切なスキルを所有しているスタッフが親切丁寧に対応します!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
Bluetoothが使用できないと、iPhoneの魅力がガクッと低下してしまうほど、重要な機能です。
もし故障した場合は、まずはスマレンジャー難波店にご相談ください。
大切なiPhoneを、再び魅力あるもに回復させていただきます!