iPhoneやAndroidのスマホは、いわゆるガラケーと違い液晶画面が常に露出しています。

わざわざ開くことなく、ボタンを押せばすぐに使える点は魅力的ですよね。

一方で、落下させたりするとすぐに液晶にヒビが入ったりするなど、問題もあり、薄いので強度も気になるところです。

では一体、iPhoneやAndroidはどの程度の衝撃に耐えることができるのでしょうか？

ここでは、iPhoneやAndroidの落下や擦り傷などの衝撃に対しての耐性について紹介します。

強度の種類にはどのようなものがあるの？

一概に強度と言っても、様々な種類がありますよね。

例えば、落下などで地面にぶつかるだけでも液晶面と背面では壊れにくさが違います。

また、ぶつかる時の衝撃強度と、何かに挟まれる強度でもまた特性が異なります。

完全に壊れるまで行かないにしても、ひっかきによる擦り傷や凹みなども重要な要素です。

他にも壊れる要素としては水への水没なども考えられますが、今回はあくまでも物理的な要因で壊れる可能性のみを取り上げます。

衝撃強度はどの程度あるの？

最初に、iPhoneがなにかにぶつかる、逆にiPhoneに何かが衝突した時にどの程度絶えれるのかについて解説します。

衝撃荷重に関しては、最近のiPhoneやAndroidは強い方に部類します。

腰ほどの高さからの落下の実験結果

最新のiPhone14ProMax、Samsung Galaxy S22 Ultraを地面に落下したテストした結果を見ると、当たりどころによりますが、使える範囲での破損でした。

■ 背面での落下試験結果

腰ほどの高さから、背面を地面に落下させた結果、iPhone14ProMaxは背面ガラスに多数のひび割れ。

Samsung Galaxy S22 Ultraは傷はつくものの、損傷は軽微でした。

どちらのスマホも操作には問題がありません。

■ 側面での落下試験結果

腰ほどの高さから、側面を地面に落下させた結果、iPhone14ProMaxは落下面の背面側のガラスが割れており、使用には問題ないまでも使用時にガラスが手に刺さるかもしれない結果になりました。

Samsung Galaxy S22 Ultraは落下面に傷がいくだけで、大きな損傷は見られません。

どちらのスマホも使用には問題がありません。

■液晶面での落下試験結果

もっとも気になる、液晶面は腰ほどの高さから落下させた結果、

iPhone14ProMaxは多少日々割れるものの、ほとんど傷がついていないような状態。
Samsung Galaxy S22 Ultraは、全面にひび割れが入り、使用できなくないまでも、かなり使いにくいような状態になっています。

試験動画はこちら

検証動画の結果はスマホケースなしで、コンクリートブロックに落とした結果であり、スマホケースをつけた場合は、もっと衝撃に強くなります。

スマホケースの種類によっては、全くの無傷の場合もあるでしょう。

しかし、iPhoneやAndroidなどスマホの場合、単純に見た目に問題なくても、動作上に問題が発生する可能性は残されています。

落下してすぐは使えていても、徐々に動作しなくなるケースもあります。

特に、Androidの液晶タッチパネルは衝撃に弱いものもあり、耐性のないスマートフォンではすぐに故障の原因となるものです。

ただ、新しい機種であれば腰の高さレベルであれば、検証動画もたくさんあり、動作的にも故障が見られない場合が多いです。

頭ほどの高さからの落下の実験結果

続けて、頭の高さから落下させるとどうなるのでしょうか？

Allstate Protection Plansの落下実験動画によると、183センチの高さからiPhone14PlusとiPhone14ProMaxを落下させた場合、背面、液晶どちらも見るも無残なひび割れ状態に…。

しかしiPhone14Plusに関しては、アルミニウムハウジングというフレームが採用されており、iPhone14ProMaxのスレンレススチールハウジングよりも傷がつきにくいという結果になっています。

ただ、見た目ではかなり損傷しているものの、機能的には問題がないことも多くあります。
また、Allstate Protection Plansの実験結果もスマホケースなしの実験なので、スマホケースをつけた場合はより衝撃に強くなることが予想されます。

実験動画はこちら

どちらの実験でも注意したいのは背面からの落下の場合、カメラが故障する可能性があります。
iPhoneを選ぶ方はカメラの性能を重視する方も多くいるので、スマホケースはカメラ部分まで衝撃を吸収できるスマホケースを選ぶことを推奨します。

また液晶部分からの落下はiPhone Xから導入された顔認証システムが衝撃により使えなくなる可能性があります。
顔認証はフロントカメラの機能が必要なので、顔認証以外は使えても顔認証機能だけ使えなくなることも…。

しかし、液晶、背面、側面からの落下で一番損傷が少ないのは、「側面」からの落下という結果になりました。
ケースさえつけていれば、腰ほどの高さほどの落下はほぼ損傷がないと言ってもいいでしょう。

日常生活下での落下には、打ちどころさえ悪くなければ、意外とiPhoneもAndroidも耐えれる衝撃強度があります。
スマホケースをしていれば多少の落下は問題ないでしょう。

但し、重くて尖ったものが落下してきたり、突起への落下は十分に気をつけてください。

液晶、背面どちらも面なので、一点集中の衝撃には弱くなっています。
液晶が地面に落ちている石に直撃した、段差の角に背面がぶつかったなどの衝撃はiPhone、Androidともにすぐに壊れてしまします。

曲げた時や挟んだとき衝撃にはどの程度耐えれるの？

iPhoneやAndroidを持ち歩く際、どこに収納して持ち歩きますか？

男性の場合、ズボンのポケットに入れている方をよく見かけますが、ポケットから少しはみ出した状態でスマホを持ち歩いていると徐々に”曲がる”衝撃を加えているのです。

「ポケットに入れているくらいで大げさだ！」と思う人は思いうかべてください。

男性でおしりポケットに財布をいれていて財布が、ぐにゃりと曲がっている人を見たことはありませんか？

長財布はポケットとの挟み込みで財布が曲がり、収納していたカード類が真っ二つに折れ曲がるということがよくあるのです。

財布は柔らかいのですぐに形が変わってしまいますが、iPhone・Androidなどの硬いスマホをポケットに収納していても、折れ曲がりに耐えれるのでしょうか？

iPhone Xで行ったテスト結果によると、iPhone Xはステンレススチールのボディを採用しているので、高い強度を誇っています。

わざと両手で掴んで両手の親指で押し込むようにして折り曲げるベンドテストを行っても、全く曲がる気配はありません。

検証動画はこちら

iPhone8以降iPhoneの曲げ強度はかなり強くなっていて、両手で力いっぱいに折り曲げようとしても簡単には曲がらないため、日常生活でポケットにいれていて壊れるということはほぼないでしょう。
(ピチピチのズボンに無理やりスマホを入れていたりすると壊れる可能性はあります。)

ちなみにiPhone7は金属製のフレームなので、曲げ強度は低めとなっており、ポケットにいれて座るなどの強い衝撃が加わると曲がってしまう可能性があります。

現在ではサムスン電子の「Galaxy Z Fold」が折りたたみのAndroidとしてデビューしており、今後他の会社でも折りたたみスマホがたくさん発表されるでしょう！

持ち運びやすさと大画面の両立されますが、強度がどうなるかはまた実験結果がでたら書きたいと思います。

どの程度でキズが付くの？

スマホが壊れる可能性は低いですが、キズもスマートフォンにとって大敵です。

液晶のキズの付き方によっては、タッチパネルの動作異常にも繋がる可能性があるんです。

そこで、液晶パネル面にキズがどの程度で発生するかを実験したデータがあります。

物の硬さを測定するのに最適な「モース硬度計」でiPhone8を引っかいた場合、硬度6で浅い傷が発生し、7でやや深い傷は付きます。

モーツ硬度とは
引っ掻いた時などの硬さを10段階で表すことができる指標で、数字が高いほど強度があるということになります。
ダイヤモンドはモース硬度10。

日常で使うカッターのモース硬度が5.5ほどなので、よほど尖ったもので強く引っかかなければキズは付きにくいと言えます。

ちなみにカッターではiPhone8の液晶は傷つきません。

現在ではiPhone14となりさらに液晶などの硬度は増していると予想されるので、よほど硬いもので強くこすらないと擦り傷はつかないと言えるでしょう。

またiPhone5s以降、背面のカメラレンズにはサファイヤガラスと言われるモース硬度9のガラスが使用されているため、意図的に傷つけようとしない限り傷がつくことはないでしょう。

(余談ですが、サファイヤガラスは高級時計メーカーのロレックスの深海用腕時計にも使われるほど耐久性が高いガラスです)

普段使う際に注意すべきポイントは？

いくら頑丈にできているからと言って、落下させたり折り曲げたりすると何かしらのダメージが加わるのは間違いありません。

そこで注意したいのは、持ち運び方にあります。

基本的に、深いポケットが付いている上着やスボン、小物が収納できるバッグに入れて持ち運びましょう。

浅いポケットですと、歩いていると徐々にはみ出してきて落下させることがあります。

また、パンツのポケットの場合は折り曲げてしまう可能性がありますよ。

バッグの中では、鍵なども一緒に収納することがありますが、擦り傷レベルなら全く壊れないので問題ありません。
(傷は付く可能性があるので、気になる方は鍵が当たらないようにしてください。)

他にも、最近のiPhoneでは大型化が進行していますので、片手で持っていて手が滑って落下させてしまうことも多々あります。

可能であれば、指を引っ掛けることができるタイプのスマホケースや、スマホリングをつけておくと落下防止に一役買うでしょう。

持ち方も、なるべく片手使いはせず両手で操作するようにしましょう。

スマホを落として、壊れてしまったら

普段どれだけ気をつけていてもうっかり落としてしまって、壊してしまった時は修理するか買い替えの検討をしてください。

スマホを落として下記のような症状がでたら、要注意。

故障の症状

• 液晶が割れて画面が見えない
• タッチ操作が効かない
• カメラが映らない
• カメラに日々が入っている
• 電源がつかない
• データが消える

これらの症状がでたら日常生活え使うことが困難になるでしょう。

しかし大抵の場合は修理で直すことができます。

データが消えた場合のみ、データの復元ができないことがあるので、こまめにバックアップをとっておくことを推奨します。

修理にかかる料金

iPhone、Androidともにデバイスの料金が高く、正規で修理すると修理料金が高額になることもあります。

「appleの公式サイト」の修理料金と「スマホ修理のスマレンジャー」の料金表を比較してみたので、修理を行う際は参考にしてください。

■ apple公式の修理料金

アップルの正規店でAppleCare+に加入している場合は、かなり安く修理することができます。
2022年12月6日時点でのアップルの修理料金の値段は下記の表になります。

アップルケア+に加入しているとかなり安く修理を受けることができますが、通常価格だとAndroidのミドルエンドスマホの新品に買い換えるほうが安い可能性もあります。

■ スマレンジャーの修理料金

apple公式での修理は安心感はありますが、apple care+に加入していないとかなりの高額になります。

一方スマレンジャーの修理料金はかなり割安です。

特にiPhone11以下だともっと安いので修理の際はお気軽にお問い合わせください。

まとめ

いかがでしたでしょうか？

iPhone、Andoriod共に強度は高く、安心して使用できるスマートフォンであると言えます。

生活している中で発生する落下や折り曲げのリスクについては、動作不良に至るまではありません。

ただ、せっかく美しいスマホのボディを台無しにしかねませんので、なるべくダメージを与えないように使用をしてください。

誤って落下させたりして故障した場合は、ぜひスマレンジャーまでご相談ください。

iPhone・Android・iPad・タブレット・ゲーム機の修理をさせていただきます。
修理歴が長いベテランのスタッフが対応しますので、安心しておまかせください。

また修理の際にスマホのデータなども消えませんので、安心してください。

スマレンジャーは全国にあるのでお近くの店舗を探し、お気軽にご相談ください！