iPhoneに最適な充電器をお探しですか?最近の欧州連合の義務により、USB タイプ C は充電器の選択肢としてますます人気が高まっています。
この記事では、従来の充電ケーブルと USB タイプ C の違いについて説明し、iPhone タイプ C 充電器を購入する際の選び方に関する情報を提供します。
ぜひ、最後まで読んでお持ちのiPhoneにピッタリのタイプC充電器を手に入れましょう。
目次
iPhoneで使えるおすすめのタイプC充電器
Type Cの充電器でiPhoneを充電していくには安心できる充電器が必要です。以下におすすめのタイプC充電器について紹介していきます。
【Apple】20W USB-C電源アダプタ
- Apple社の20W電源アダプタ
- Apple公式サイト・Amazonでの価格は2,780円(税込)
- 信頼性・安心感が高く、高品質な充電器
- 持ち運びに便利な小さなサイズと軽量
プラグを折りたたむめない点をデメリットと考えられますが、Apple製品であるのでiPhoneをお使いの方にはおすすめです。
【Anker】Anker 511 Charger(Nano Pro)
- Ankerの超コンパクトな20W充電器
- 約30 × 30 × 30 mm のサイズと約34gの重量
- 持ち運びが簡単
- せまいコンセントでも干渉しない
- プラグを折りたためない点がデメリット
最大20Wまで出力できる便利で省スペースな電源をお探しなら、Anker 511 Chargerは必需品として考えても良いでしょう。
【Baseus】PowerCombo 6-IN-1 USB電源タップ
- Baseus(ベースアス)による65WのUSB-Cポートを含む充電器
- USB充電器と電源タップが合体した1台2役
- USB-C × 2・USB-A × 2のUSBポートを搭載
- サイドにACコンセントが2つ
- 電源ケーブルが太めで扱いにくい点がデメリット
充電器を使おうにも、必要なコンセントの数が足りない方におすすめの充電器です。
【Belkin】4ポート GaN充電器108W
- Belkin(ベルキン)の据え置きタイプの108W充電器
- 2mのケーブルがあり本体を好きな位置に移動可能
- 最大96WでノートPCを充電可能
- USB-Cポートの出力が複数利用でも落ちない
本製品は、USBケーブルの抜き差しの際に突然の切断がなく、充電にも介入しないため、個人で悩む必要がない点が特徴です。
充電性能に不安をお持ちの方にも、ベルキン 108W 4ポートGaN充電器は安心してお使いいただけます。
EUの義務付け影響によるUSB タイプCの普及
EUはスマートフォンやタブレットに搭載するコネクターの規格について、USB タイプCを義務づける改正案に、2022年6月に合意しました。これは10月に欧州議会で賛成多数で可決され、AndroidスマホやタブレットはほとんどがすでにUSB タイプCに対応しています。
しかし、Lightningを採用しているAppleのiPhoneに大きな影響を与えることになります。Appleは今後数年以内に、iPhoneを含む多くのデバイスでLightningを廃止し、USB Type-Cに移行する必要があるためです。
新しいUSB タイプC搭載のiPhoneが発売されることを期待しているユーザーも多いため、その発売時期や対応が注目されています。
なぜEUはUSB タイプCを義務付けたの?
EUによれば、USB タイプCの採用により、消費者の利便性が向上し、同時に環境保護にも貢献することが期待されています。
USB タイプCは多くのデバイスで充電やデータ転送ができるため、ユーザーにとっては非常に便利であり、それによって電源アダプターやケーブルの使用量が減らせるため、環境にも優しいという点も大きいです。
また、USB タイプCの搭載を義務付けることで年間約1,000トンの電子廃棄物の削減に繋がるという目算があります。
iPhoneもUSB タイプC搭載の対象
EUの改正案はスマートフォンだけでなく、タブレット、ゲーム機、ノートPC、ヘッドフォン、ヘッドセット、デジカメ、ポータブルスピーカー、ワイヤレスマウス、ワイヤレスキーボードなど、様々なデバイスに適用されます。
2024年以降に発売される新しい製品が対象です。ただし、スマートウォッチやスマートバンドなど、USB タイプCを搭載できないような小型のデバイスは対象外で影響を受けないことになっています。
しかし、Appleには大きな影響でiPhoneだけではなく、iPad、AirPods、そしてMagic Mouse、Magic Keyboard、Magic Trackpadなど多数あるアクセサリも改正案の対象となっています。
これにより、Appleは今後数年以内に、これらのデバイスについてもUSB タイプCを採用する必要があることになります。
AppleもUSB タイプC搭載に踏み切るしかなくなった
Appleは当初、すべてのスマートフォンにUSB タイプCの搭載を求めるEUの修正案に、このような規制は技術開発を妨げ、欧州の公衆と経済の両方に悪い影響を与えるとして、反対の声を上げていました。
しかし、修正案が可決後、Appleは「我々は遵守しなければならない。他に選択肢はありません」と述べ、それ以降のiPhoneがUSB タイプCを搭載することを同意しました。
それにもかかわらず、このモデルのiPhoneがいつ購入できるようになるのか、またEU圏外で発売されるiPhoneにこの技術が搭載されるのかどうかは不明でした。
しかし2019年9月にiPhone 11 ProとiPhone 11 Maxが発売されると、それらのモデルにはUSB タイプCが採用されており、規格に対応したUSB Power Deliveryと充電速度18Wをサポートするアダプタが同梱されました。
従来の充電ケーブルとUSB タイプCの違い
USB タイプCに関してiPhoneに施される変更を理解するために、USBケーブルの基本的な種類とその特徴をより詳しく見ていきましょう。
Micro USB
Micro USBは、Androidスマートフォンやタブレット端末、デジタルカメラ、モバイルルーターなど、幅広い技術機器に対応するUSBとして人気があり、USB Aタイプに次いで2番目に人気のあるUSBです。
頻繁に抜き差しができるように設計が見直され、断線の発生を抑えた堅牢さが特徴です。特にバージョン2.0とバージョン3.0は寸法が直交しており、micro USB Type-A、Type-B、Type-ABの3種類のmicro USBが存在します。
Type-A
USB Type-Aは、パソコンに付属するUSBの中で最も一般的なタイプです。形状は長方形(約5mm×12mm)で、主に3つのタイプがあります。
「USB 2.0 Type-A」、「USB 3.0 Type-A」、「USB 3.1 Type-A」の3種類があります。いずれも交換用ケーブルを使用すれば、ほとんどの周辺機器で使用可能です。
Type-B
USB Type-Bは、約8ミリ×8ミリの台形状のコネクタで、プリンターやスキャナー、外付けHDDなどのデスクトップアクセサリーを接続するために使用される規格です。
USB Type-Aほどは普及していないのが現状です。現在、普及している規格は、”USB 2.0 Type-B”、”USB 3.0 Type-B”、”USB 3.1 Type-B “の3種類になります。
この3種類は形状が似ているため、USB 3.0 Type-BのプラグはUSB 2.0 Type-Bのコネクタに接続できませんが、USB 2.0 Type-BのプラグはUSB 3.0 Type-Bポートに使用することが可能です。
USB タイプC
USB タイプCは、2015年頃にデビューした最新のUSB接続タイプです。従来のコネクターとは大きく異なる点があります。
両者の主な違いや特徴を紹介します。
従来よりも高速な急速充電を実現
USB タイプCは、USB タイプC Currentと呼ばれる規格が特徴で、これまで以上の電流を提供できる特性があります。この実装により、標準的なUSBよりも高速に充電が可能です。
さらに、急速充電に対応しているUSB Power Delivery規格に準拠するデバイスは、USB タイプC Currentよりも大きなエネルギーを供給することができます。
ケーブルが一本化できる
従来は、パソコンやゲーム機などのホスト側で使用するUSB Type-A接続にもかかわらず、プリンターや外付けHDDなどのガジェットにはUSB Type-BやMicro USBなど、異なるUSBコネクターが必要でした。
しかし、現在はUSB タイプCコネクターが採用されています。形状が1つに統一されているため、ホスト側とデバイス側の両方で同じコネクタを採用することができます。複数のケーブルを必要としない点はAppleユーザーにとってもメリットとなる可能性が高いです。
つまり、1本のUSB タイプCケーブルでiPhone、iPad、AirPods、Macbookを充電でき、Android端末を含む各デバイス間でデータ転送が可能になるのです。この重要な変化がもたらすインパクトは大きく、一般のエンドユーザーと開発者の双方に影響を与えることになります。
映像も出力可能
USB 3.1対応のUSB タイプC接続のガジェットでは、USB以外の信号を伝送できる「Alternate Mode」機能を利用することができます。
具体的には、HDMI信号でテレビやその他の機器に映像を映し出すことが可能です。
向きを気にせずケーブルが挿せる
USB タイプCの最大の特徴は、上下左右の形状が同じである「バランス型」であることです。従来のUSBは上下がバラバラだったため、携帯電話などを接続する際には、日常的にUSBコードの位置を確認する必要がありました。
一方、USB タイプCは上下を区別することができないため、どちらの向きでもケーブルを挿すことができる便利な仕組みになっています。
iPhoneのタイプC充電器を購入する際の選び方
今後はタイプC充電器がこれまで以上に普及していく流れが予想できます。これから購入する場合に、ポイントとなるタイプC充電器の選び方について紹介します。
充電器のタイプ
充電機器の種類を変えることで、状況や場所に応じた使い分けができるようになります。
コンセント一体タイプ
メリット | コンパクトで軽量
普段使い用・持ち出し用どちらのにも対応 選択肢が多い |
デメリット | コンセントから距離がある場合、長いケーブルが必要
コンセントに充電器が場所をとることも |
ケーブルタイプ(据え置きタイプ)
メリット | ケーブルが届く範囲なら、充電器を自由に配置可能
コンセントの差し込みに場所を取らない 複数ポートを搭載するものが多い |
デメリット | 持ち運びが面倒になることも |
USBカーチャージャータイプ
メリット | シガーソケットで充電可能 |
デメリット | コンセント利用できないものが多く、用途が限られる可能性大 |
モバイルバッテリー
メリット | 場所を選ばない |
デメリット | 使う前に充電が必須
大きさや重さに難があることが多い |
価格や機能を比較
周辺機器メーカーは、Apple製品よりも手頃な価格のモデルや、プラグが収納可能でサイズが小さいモデルなど、コストパフォーマンスの高い製品を提供することができます。
信頼の持てるメーカーから販売されている充電器
充電器などの便利グッズは、業界内で有名で高い評価を得ているメーカーの製品を選ぶと、最高の品質が得られます。
- 「PSEマーク」の表記があるか。
- 商品説明どおりの仕様か。
- 安全を考慮しての設計であるか。
- 充電が期待どおりにできるか。
- 発熱の対策はされているか。
充電器には目に見えない部品があることを考慮すると、購入前にその品質を確認することは難しいかもしれません。したがって、リスクを最小限に抑えるために、広く使用され認知度が高い企業やブランドのものを優先することをおすすめします。
USB タイプCを使用する際の注意点
これからUSB タイプCを使用する場合に備えて、注意点も確認しておきましょう、使用する際のポインを紹介します。
USB-A変換アダプターでの接続は故障の恐れがある
安全のため、USB-C to USB-Aアダプターを使用して、既存のUSB-Aポートの充電器でデバイスを充電することは賢明ではありません。
たとえうまくいったとしても、iPhoneのバッテリーやその他の部品に深刻な故障を引き起こす可能性があります。USB-Cポートを持つ充電器を購入することをおすすめします。
18Wだと急速充電できない
初期のiPhoneモデルでは、高速充電を実現するために最大出力18WのUSB-C充電器が必要でしたが、iPhone 12では最適なパフォーマンスを得るために20W以上の電力出力が要求されます。
最も高速な充電機能を受けるには、Power Delivery(PD)技術を利用し、20W以上の出力を持つ充電器が必要です。すべてのiPhone 12にはUSB-C – Lightningケーブルが付属しているので、PD対応の充電器を利用すれば、高速充電を体験することができます。
まとめ
結論として、USB タイプC(Type-C)は充電デバイス業界の標準モデルに急速になりつつあります。その小型で効率的なデザインは、日常的な使用やApple iPhoneなどのデバイスの充電には不都合とはならないでしょう。
お使いのiPhone用のType-C充電器を購入する際は、製造元の仕様を読むことが重要です。互換性を確保するために、Anker USB-C to Lightning CableやApple電源アダプターなど、iPhone用の推奨充電器の購入を検討してください。
iPhoneが充電できない、また充電器が故障している様子がない場合はiPhoneに問題があるかもしれません。iPhoneバッテリーの交換や修理に、スマレンジャーへご連絡ください。