登録修理業者について考えてみる/大阪のiPhone修理店【スタッフKコラム】

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・登録修理業者について考えてみる

どうも!スマレンジャースタッフのKです。

これからiPhoneやiPhone修理にまつわるコラムのようなものを出来るだけ毎日書いていきたいと思います!

第1回目の今回は、登録修理業者について考えてみるです。

iPhone修理店をしていると、時々『登録修理業者になりました』というような文言を出しているお店さんがあるんですが、これって実際なんなんですか?ってお話です。

 

登録修理業者とは、総務省が行っている登録修理業者制度に申請したお店さんということで、iPhoneなどの通信端末を修理するお店が取得できる制度のようです。

 

こちらの登録修理業者になり、修理する端末を登録しているとその端末においては電波法などに引っかからなくなりますよということらしいです。

 

また、この制度自体は取らないと必ず電波法に引っかかるとか、修理店をしてはいけませんよーという訳では無く、取ってるお店の方が安心感がありますよーって程度のことらしいんですが、この制度、本当は修理する端末全てで取得しないといけないのに、多くの修理店さんが登録修理業者の名前だけ取得して修理端末自体は取得してないんです。

 

これってご利用してくれたお客様は登録修理業者に修理して貰ったと思ってても、実は該当していないっていう事が多くて半分詐欺なような気がするんですが、現状それでも問題無いらしい、、、

 

・どうして全機種登録されていないの?

登録修理業者になっている修理店さんの、実際の登録端末は総務省のHPから確認できるんですが、上記でもお伝えした通り1機種しか登録せずに登録修理業者だと言っているお店さんが結構多い、、、

 

これだと、本当に利用してくれるお客様が勘違いしちゃうような気がするんだけど、実はこの制度登録にかなり高額な費用が掛かるようで、場合によっては100万円以上の費用が掛かるんだとか、、、

 

さらに、登録する種類が増えるごとに費用も増すことから1種類だけ登録して、総務省が認めてますよーと言うお店さんが多いようなんです。

 

・登録修理業者として、わかりずらい表記は違反とされている

登録修理業者って、利用したお客様はそこで修理したから安心と思って修理するわけなんだけど、修理をお願いする際に、お客様の方から『この端末は登録修理業者制度に登録されている端末ですか?』と聞かないと該当しているかどうか教えてくれません。

 

くれませんが、お店やHPでは堂々と『登録修理業者』ですと宣伝しても大丈夫みたいです。

厳密には、わかりずらい表現は違反みたいなんですが、今のことろ特に罰則なども無く表示することが出来るみたいなんで、本当に登録修理業者の登録端末で修理されたい方がもしいれば確認するべきなのかも知れません。

 

・修理の質はどれほど違うの?

iPhone修理において、この制度を取得しているお店と取得していないお店で大きな違いは無いと思っています。

もちろん、何も知らずにiPhone修理店を出してしまった方や、素人さんがされている場合は別だと思いますが、恐らく登録修理業者を取得しているお店さんであったとしても新人のアルバイトの方が修理して壊してしまうなんてことも全然あるんじゃないかと思います。

iPhone修理に使用されるパーツは、よっぽどのことが無い限りどこのお店もお客様のiPhoneを修理するのに恥ずかしくない自身を持てるパーツで対応している事が多いかと思いますので、当たり前にやっていれば違いはでないんです。

 

ただ、本当に何も知らずに初めてしまうiPhone修理店オーナーさんもおられるようなので、聞いたことも無い1店舗だけしかないiPhone修理屋さんの中には本当に技術が無いお店さんもあるかもしれません。

 

・まとめ

この制度って、今のままだと本当にお客様に間違った案内しかできず悪質な制度だなと感じています。

なんというんでしょうか、例えるなら1つの商品で『消費者庁許可 特定保健用食品』を取得すれば、うちの製品は全部が特定保健用食品ですよーって言っちゃっているようなものだと思うんですが、実際にそうなのは1つの商品だけっていう。。。

本当に意味があるのかよくわからないんですがスマレンジャーでも取得するべきか現在調査中です。