こんにちはスマレンジャー秋葉原店です
スマホの防水性能はIEC(InterNational Electrotechnica Commision)という国際機関によって規格が決まっています。スマホの防水性能ごとに等級が割り振られていて、等級が高いほど防水性能に優れている証明になります。
iPhone8の前の機種であるiPhone7の等級は「IPx7」です。IPx7とは「15cm~1mの水深に30分間水没させても内部に水が浸入しない」という基準になります。したがって、水に落としたとしても30分以内、1m以上浸水する前に取り出せば問題ないということです。そして、気になるiPhone8の等級は「IPx67」と記載されています。「IPx67」の6は防塵性能を示しており、防水性能に関してはiPhone7と変わりません。したがって、iPhone8の防水性能はiPhone7よりも向上していないということになります。
防水ってお風呂で使って大丈夫っていうこと?
IPx7の「15cm~1mの水深に30分間水没させても内部に水が浸入しない」という基準であれば、一見お風呂で使う分には問題ないように見えます。しかし、この基準はあくまでも真水での検証結果です。お湯やお風呂場の水蒸気での実験結果ではありません。したがって、お風呂場で使った場合にどうなるかは自己責任となります。iPhoneやキャリアの保証もお風呂での使用は対象外となるので注意しましょう。
さらに、iPhoneの説明書には「耐水性能は永続的に維持されるものではなく、通常の使用によって耐性が低下する可能性があります」と記載されています。つまり、経年劣化による水の浸水は保証されません。iPhone8のボディに使用されている素材が劣化することは考えにくいですが、継ぎ目に使用されているゴムは劣化します。継ぎ目の隙間から浸水することも十分考えられるのでお風呂で使って大丈夫とは一概にいえないでしょう。
iPhone8の水没マークを確認しよう!
iPhone8が浸水しているかどうかは「水没マーク」を見ることで確認できます。iPhone8の水没マークは本体側面のSIMトレイを開けた中にあります。SIMトレイは専用のピンで開けることが可能です。SIMトレイをあけるとディスプレイ側に白いバーのような印があります。その印が「水没マーク」です。
浸水していない状態では「白色」で、浸水した場合は「赤色」に色が変わります。確認しにくい場合は、本体を傾けライトを当てながら見ると確認しやすくなります。
修理はどうする?
もし、水没してしまい修理が必要な場合はiPhone修理専門店やプロバイダに依頼しましょう。iPhone8の修理を行っている店舗は非常に多くあります。ネットで色んなお店の修理価格を調べておきましょう。お店を選ぶ際に重要なのは「安ければいいというわけではない」ことです。
「安さ」を売りにしているお店は修理が雑な場合や状態を余計ひどくしてしまうケースもあります。値段だけでなく「親切に対応してくれるか」「聞き取りが丁寧か」なども確認しておきましょう。
iPhone8の水没は保証がききません。したがって、iPhone修理の専門店で診断と見積もりをしてもらってから修理を依頼しましょう。修理に持っていく前に注意しておきたいのは「電源を入れない」ということです。
水没させてしまい「ボタンを押しても反応しない」「画面が暗くなった」という場合は絶対に電源をいれないようにしましょう。内部まで浸水しているときに電源を入れると、基板やコードがショートする可能性があります。こうなると修理代が高くなるばかりか修理できない状態になる場合もあります。水没した場合は、何もせずすぐに、iPhone修理の専門店に持っていきましょう。
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