打倒iPhoneを合言葉に、各メーカーでは魅力的なスマートフォンを続々と誕生させています。
Androidスマートフォンの中でも、残念ながら韓国を筆頭とした海外勢が勢いがある中で、日本のメーカーとして頑張っている印象があるのがXperiaです。
かつてのSONYそのままで、攻めたデザインや機能が印象的ですし、最新のXperia XZ3でも様々な機能を兼ね備えています。
では、Xperia XZ3にはどんな機能が盛り込まれているのでしょうか?
ここでは、Xperia XZ3の魅力について余すところなく紹介します。
処理速度関係はXperia XZ2とほぼ同じ!
Xperia XZ3は、Xperia XZ2からどれだけ進化したかに注目が集まっていました。
2018年8月30日にドイツのベルリンで開催された「IFA 2018」で初めてその全貌が明らかになりました。
最初に目が行ったのが、CPUがSnapdragon 845を採用された点でした。
RAMも4GBですので、処理能力は現行のXperia XZ2と同スペックとなっています。
ちょっとがっかり…と思った方も多いかもしれませんが、そもそもSnapdragon 845は世界最強の性能を祕めているものとして有名です。
Snapdragon 845は、クアルコムのハイエンドSoCシリーズとして有名な「Snapdragon 800」の最新版です。
「A11 Bionic」や「Kirin 970」などのライバルとの争いに徹底抗戦するために開発されており、そのレベルの高さに注目が集まりました。
ARM Cortex A75というコアを4つ搭載しているのが最大の特徴です。
このコアは最大2.8 Ghzで動作することができます。
では、残りの4コアに何をさせているかと言うと、省電力性に優れている「ARM Cortex A55」を使用しています。
A75は最大2.8 Ghzで動作するのに対して、A55は最大1.8 Ghzしか性能を持ち合わせていません。
一見すると不利に見せなくもないですが、単に処理速度を追求しているのではなく、省電力を鑑みて負荷のかかる処理はA75、さほど負荷のかからない処理はA55に担当させ、バランスを保ちつつ処理するというのが基本思想です。
ベンチマークデータからも、SoCとしての総合性能は過去最強クラスと言われており、更にシングルスレッド性能に長けているというのが魅力です。
その性能に惚れ込んだパソコンメーカーが、ノートパソコンにSnapdragon 845を搭載したモデルを販売していますが、残念ながらCeleronレベルの性能しか発揮できずに、実用性は低いと判断されています。
ただ、スマートフォンに使用する分には最適なSoCと言えます。
Xperia XZ3の話に戻って、インカメラは約1,320万画素にアップデートされ、電池容量も3,330mAhと大容量化しています。
各キャリアによって連続待ち受けの時間が異なりますが、docomoで約440時間、auで約520時間、ソフトバンクで約560時間と長時間の利用が可能です。
カメラに関しては、デュアルカメラが待望されていましたが、シングルカメラになったという点は若干残念に感じますね。
有機ELディスプレイの採用が大きい!
Xperia XZ3で最も進化した点としては、液晶ディスプレイが挙げられます。
iPhoneでは、iPhone Xにおいて有機ELディスプレイを取り入れましたが、Xperia XZ3でも有機ELディスプレイがついに採用されることになりました。
6.0インチ QHD+(解像度2880×1440)というスペックは、見ているだけでも涎が出てきそうですね!
ただ、有機ELディスプレイ自体はさほど珍しいものではありませんが、Xperia XZ3ではそのスペックを最大限活かすためのソフトも用意されています。
その名は、X-Reality for mobileです。
SONYの4Kテレビ「BRAVIA」で採用されているテクノロジーをスマートフォン版にチューンナップしたのがX-Reality for mobileということになります。
X-Reality for mobileの消費電力をみると、とても低いものになっていますが、これはいくらスペックが優れていても長時間使用できなければ意味がないという思想のもとで設計されています。
これを実現できたのも、ARM Cortex A75を取り入れたところが大きいですね。
X-Reality for mobileが有効になるのは動画再生時が対象となり、YouTubeなど一般的な動画再生アプリの動画も更にきれいにさせることができます。
他のメーカーではなし得ないような圧倒的に緻密な映像美を思う存分に楽しみたいですね!
有機ELディスプレイの弱点として、液晶ディスプレイ以上に焼き付きが気になるところです。
ただ、Xperia XZ3では目に見えないレベルで数ピクセルずらす動作を行っており、焼き付きを回避することがかのうです。
これなら、安心して長時間の動画やWeb閲覧が可能ですよね。
X-Reality for mobileと同時に、高画質エンジン「X-Reality for mobile」も大きく進化させています。
標準規格のSDR画像をHDRへとアップコンバートすることができ、自然な明暗差を再現することができる魅力的な機能です。
この機能においても、SONYがこれまで培ってきた様々なノウハウが余すところなく注入されているのです。
使いやすい機能も魅力的!
処理速度や映像美も魅力的ですが、Xperia XZ3では使いやすさも向上しています。
最も進化したと感じさせてくれるのが、サイドセンス機能です。
サイドセンス機能は、ディスプレイ側面のエッジをダブルタップすると、よく使うアプリを呼び出すことができる機能です。
サイドセンス機能を使用する時間、場所、使用頻度に応じて、望まれるアプリを予測して表示してくれます。
その精度の高さが魅力的で、効率が劇的に向上するのは間違いありません!
実際に使いこなすまでは慣れが必要ですが、利き手に応じて設定を変化させることもできますよ。
他にも、アンビエント表示機能が更に進化した点も見逃せません。
アンビエント表示とは、端末がスリープの状態で現在の時刻やSNSの通知などを表示できる機能です。
新たに待受状態でも常に表示させることができたり、機器を持ち上げたタイミングなど、表示するタイミングをチョイスすることが可能です。
モーションに応じて自動でカメラアプリを立ち上げることができるスマートカメラ機能や、全体的に薄くなったボディも評価できるポイントです。
防水や防塵についても、IP65 / 68なので使用するシーンも広く、壊れにくいのも良いですね。
発熱に関しては、42℃以上にならないように制御されているので、バッテリーの劣化も防止するさりげない機能も魅力となっています。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
Xperia XZ3は、SONYの技術の粋を集結させた、魅力的なスマートフォンとして高い人気を誇っています。
特に、有機ELディスプレイの採用は大きな進化として捉えることが可能です。
もし機能面で気になることや故障した場合などは、スマレンジャー難波店に気軽にご相談ください!