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皆は知っているだろうか?

 

巷にまことしやかに広まる噂を……。

 

「App Storeに表示されているタブを10タップすれば、iPhone本体のキャッシュがリロードされ動作が軽くなる」と言われているのだ……

 

がしかし、実は全くそういうことは無いらしい。

 

と言うのも、「App Storeのタブを10回タップ」する動作は単純に「App Storeのキャッシュが削除され、リロードされるコマンド」なのだ。

 

試してみたところ、App Storeのタブを10回タップした時点で、App Storeが真っ白に表示され、読み込みが行われ元通りに表示された。

 

その前後で確認してもRAMに変化は見られなかった。

 

残念ながら、重くなったiPhoneを軽くリセットする手段にはなりえないようだ。

 

 

その代わり、と言っては何だが、アプリケーションのリセットによるiPhoneの動作の軽量化をご紹介しよう。

 

手順はとても簡単だ。

 

まず、「スライドで電源オフ」という表示が出るまで電源ボタンを押そう。

 

次に、「スライドで電源オフ」と画面に表示された状態でホームボタンを置い続けよう。

 

最後に、そのままホーム画面が表示されたらオメデトウ、無事アプリケーションのリセットは完了しているだろう。

 

 

アプリケーションのリセットを行った後に、試しに先程まで起動していたアプリを起動してみると、再読込の状態になっているのが分かると思う。

 

コレはどういうことかというと、iPhone本体のRAMが全て削除しリセットされ、その分重かった動作が軽くなっているわけだ。

 

iPhoneの調子がどうにも悪かったり、アプリの動作が重たかったりする時の簡易的なリセット方法として、アプリケーションのリセットは知っておいていいだろう。

 

しかし、あまり頻繁に使用するべきではない、何故かと言うとバッテリーの持ちが悪化する可能性があるからだ。

 

RAMに残されているのは各アプリの状態だ。

 

コレが消されることで、次に同じアプリを起動した際、全て消された状態で最初から起動し直す、という手間がかかることになるのだ。

 

コレは車のアイドリングに近い。

 

例えばエンジンをかけたまま、アイドリングしている車と、エンジンを止めキーを抜いた状態の車、いざスタートとなった際にかかる手間はどちらが多いだろうか?

 

 

普段はiPhoneのメモリ管理システムに任せておいて、どうにも調子が悪くなったときだけ、使用するのが良いだろう。