「iPhoneとAndroidスマホでキャッシュクリアはできる？」
「キャッシュクリアで削除されるものはなに？デメリットも知りたい！」
スマートフォンを快適に使い続けるためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。特に「キャッシュ削除」はデバイスのパフォーマンスを維持し、ストレージ容量を効率的に管理するための重要な手段です。
この記事ではキャッシュとCookieの違いから始め、iPhoneとAndroidでのキャッシュ削除方法、さらにはキャッシュの削除がもたらすメリットとデメリットについて詳しく解説します。
また、スマートフォンが重たくなった際の対処法として、キャッシュ削除以外の改善策も紹介します。
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目次
Androidスマホ・iPhoneのキャッシュ削除とはどういった機能？Cookieとの違いも紹介
キャッシュ削除とはスマートフォンやコンピューターがより速くデータを処理し、表示するために一時的に保存してあるデータを消去する方法です。
アプリケーションやウェブブラウザは、よくアクセスするページの画像等をローカルに保存することで、次回同じページを訪れた時に迅速に表示できるようにしています。このデータは時間が経つと古くなったりデバイスのストレージを不必要に圧迫したりするため、定期的に削除することが大切です。
キャッシュの削除は、デバイスのパフォーマンスを向上させ、応答速度を高める効果があります。
キャッシュとCookieは違う
キャッシュとCookieはウェブブラウジングの際に保存されるデータですが、それぞれ異なる目的と機能を持っています。キャッシュはウェブページの読み込み速度を向上させるために、訪問したウェブサイトのコンテンツ（画像、スクリプトなど）を一時的に保存します。
これにより、同じページを再訪問する際にデータを再度ダウンロードする必要がなくなり、速度と効率が向上する仕組みです。
一方で、Cookieはユーザーのブラウザ閲覧をパーソナライズするために使われる小さなデータファイルで、ユーザーの設定やログイン情報、行動履歴などを記録します。これにより、ウェブサイトはユーザーが興味がありそうなコンテンツや広告を提供することができます。
キャッシュの削除はデバイスのパフォーマンスを向上させることができ、Cookieの削除はプライバシーを保護することが可能です。
iPhoneとAndroidスマホでキャッシュを削除する方法
キャッシュを削除する方法はiPhoneとAndroidスマートフォンで異なります。キャッシュを削除することにより、デバイスのパフォーマンスを向上させることができ、ストレージの空き容量を増やすことができます。
ここではiPhoneとAndroidスマホでキャッシュを削除する方法を紹介するので、どうやってキャッシュ削除を行うか具体的に知りたい方は参考にしてください。
iPhone・ iPadの場合
iPhone・ iPadの中でも、よく使用されるブラウザアプリSafariのキャッシュ削除方法について紹介します。
- 「設定」アプリを開く
- スクロールダウンして「Safari」を選択する
- 「履歴とWebサイトデータを消去」をタップし、確認のためにもう一度タップして履歴とキャッシュを消去する
また、iPhoneではアプリごとにキャッシュを個別に消去する方法はありませんが、アプリをアンインストールして再インストールすることでキャッシュをクリアできます。
Androidの場合
Androidでよく使用されるGoogle Chromeのブラウザキャッシュを削除する方法は次の通りです。
- AndroidデバイスでGoogle Chromeアプリを開く
- ブラウザの右上隅にある三点リーダー（メニューアイコン）をタップする
- メニューから「設定」を選択する
- 「設定」メニュー内で「プライバシーとセキュリティ」セクションを探し、タップする
- 「プライバシーとセキュリティ」の中にある「閲覧履歴データを消去」をタップする
- 消去したいデータの種類を選択する。キャッシュ画像とファイル、クッキーとサイトデータ、閲覧履歴などがありますが「キャッシュ画像とファイル」を選ぶ
- 画面下部にある「データを消去」ボタンをタップする。確認ダイアログが表示されたら「消去」をタップして処理を完了する
また、Androidでは次の方法で全体のキャッシュを削除することが可能です。
- 「設定」アプリを開く
- 「ストレージ」を選ぶが、デバイスによっては「内部共有ストレージ」を選ぶ必要がある
- 「キャッシュデータ」または「キャッシュされたデータ」と表示されているセクションを探し、タップして「キャッシュデータを消去しますか？」という確認メッセージが表示されたら「OK」をタップしてキャッシュを削除する
これらの手順により、iPhoneおよびAndroidデバイスのキャッシュを効果的に管理し、デバイスのパフォーマンスを最適化することができます。定期的にキャッシュをクリアすることで、不要なデータが溜まるのを防ぐことも可能です。
LINEなどでもキャッシュ機能を持つものがある
LINEを含む多くのアプリはキャッシュ機能がついています。
例えばLINEではチャット履歴や画像、スタンプ、動画などのメディアファイルがキャッシュとして保存されることで、ユーザーは迅速に情報を確認でき、スムーズなコミュニケーションが可能になります。
しかし、長期間使用するとキャッシュが多くのストレージを占めることがあるため、定期的にキャッシュを削除することが大切です。
ここではLINEのキャッシュ削除の方法を紹介します。
1.LINEアプリを開く
2.「ホーム」 をタップする
3.右上にある「 設定」 （ 歯車のマーク） をタップする
4.「トーク」 をタップする
5.「データの削除」 をタップする
6.キャッシュの右側にある「削除」をタップする
スマホのキャッシュを削除するメリットとデメリット
スマートフォンのキャッシュを削除することには、いくつかのメリットとデメリットがあります。
すばやく再表示できる
一度読み込んだデータをブラウザやアプリがローカルのストレージに一時保存することで、サイトや動画をすばやく再表示することが可能です。
特に画像や動画が多いページだと、この効果をより実感することができます。
キャッシュはこれらのメリットがある一方で、古い情報を表示する可能性があるため、重要な更新を確認する際にはキャッシュをクリアした方がいい場合もあります。
データの通信量を減らせる
キャッシュを削除することでデータ通信料を減らすことができ、サイトや動画をすばやく再表示できることにも繋がります。スマートフォンやコンピューターがウェブサイトのデータを一度読み込んでローカルに保存し、次回同じページにアクセスする際にはその保存されたデータを利用します。
こうすることで、インターネットから再び同じデータをダウンロードせずに済むので、初回のキャッシュを活用してモバイルデータの使用量を抑えることが可能です。
ストレージ容量が圧迫される
デメリットとして、キャッシュがスマートフォンのストレージ容量を圧迫することが挙げられます。
キャッシュはアプリやウェブブラウザがより速く動くために必要なデータを一時的に保存するものですが、このデータが蓄積することでデバイスの空き容量が少なくなることがあります。
こうなると、パフォーマンスが低下したり容量不足によって新しいアプリがインストールできなかったりといった問題が発生することがあるので注意が必要です。
適切にキャッシュを管理することで、スマートフォンのストレージ容量を効率的に使用し、スマホの動作が重たくなることを防ぐことができます。
スマホの動作が重いときにキャッシュの削除以外で改善するには？
スマートフォンの動作が重いと感じる際に、キャッシュ削除以外でパフォーマンスを改善する方法がいくつかあります。ここでは中でも3つの方法を紹介します。
写真や動画の削除
スマートフォンの動作が重いとき、写真や動画を削除してストレージを解放することでデバイスの速度を向上させることができます。
写真や動画などのファイルは非常に大きな容量を占めるため、不要なものを整理することで、すぐにストレージ容量を空けることが可能です。
- ほとんどのスマートフォンには、写真や動画を管理する専用のアプリがあるため、そのアプリを開く
- 保存している写真や動画の中から、不要または重要でないものを選ぶ。特に古いものや重複しているもの、画質が低いものなどは消す
- 選択したファイルを削する
- 最近削除したアイテムを開いて完全に削除する
多くのデバイスでは、削除したファイルは一時的にフォルダに移動されるため、間違えて削除した場合でも一定期間内であれば復元が可能です。
ただし、最近削除したアイテムのファイルを消さなければストレージは空かないので注意しましょう。
使用しないアプリの削除
スマートフォンのパフォーマンス向上とストレージ容量の確保には、使用しないアプリの削除が非常に効果的です。
多くのアプリは、インストールされているだけでリソースを消費し、バックグラウンドで更新や通信を行うことがあります。これらを削除することで、デバイスの速度が改善され、ストレージ容量も増えます。
中でも、長期間使用していないアプリや事前にインストールされていたが使っていないアプリ、重複する機能を持つアプリは削除するのがおすすめです。
アプリの削除方法は次の通りです。
- スマートフォンの設定メニューから「アプリ」または「アプリケーション管理」を開く。ここでインストールされている全てのアプリを見る
- 各アプリの使用頻度や最後に使用した日付を確認する。多くのデバイスでは、アプリごとのデータ使用量やバッテリー使用状況も確認できるため、これらの情報を利用して削除すべきアプリを特定する
- 使用しないアプリをタップして、開いたメニューから「アンインストール」または「削除」を選択する。これによりアプリがデバイスから削除され、関連するデータも消去される
アプリを削除する前に重要なデータが失われないよう、アプリ内の引き継ぎコードなどの必要な情報は別で保存するのがおすすめです。
SDカードやクラウドサービスの利用
内部ストレージの空き容量を確保するために、データやアプリをSDカードやクラウドサービスに移動することも有効です。特に、大容量のメディアファイルや文書を外部ストレージに移動することでデバイスの内部メモリの圧迫を避け、スムーズな動作が期待できます。
SDカードは取り外し可能なので、カメラで撮影した写真をスマートフォンに移動する際などにデバイス間で簡単にデータを移動できます。
一方でiPhoneはSDカードを利用できないため、クラウドサービスの利用を検討しましょう。
iPhoneとAndroidスマホのキャッシュクリアに関するQ&A
iPhoneとAndroidスマホのキャッシュクリアに関する3つのQ&Aを紹介します。
・Androidのキャッシュを一気に消す方法は？
・ストレージを消去とキャッシュを削除の違いは？
・ストレージがいっぱいになったら何を消せばいい？
Androidのキャッシュを一気に消す方法は？
Androidデバイスで全てのアプリのキャッシュを一気に消去するためには、デバイスの設定メニューを利用します。まず「設定」アプリを開き、「ストレージ」または「ストレージとメモリ」のオプションを選択しましょう。
ここで「内部ストレージ」をタップし、表示されるオプションから「キャッシュデータ」または「キャッシュされたデータ」を見つけます。この項目をタップすると、デバイスに保存されている全アプリのキャッシュデータの総量が表示されます。
さらに「キャッシュデータを消去しますか？」という確認メッセージが表示されるので、「OK」を選択して全てのキャッシュをクリアしましょう。
こうすることで、インストールされている全アプリのキャッシュが一括で消去され、デバイスのストレージ空間が即座に解放され、パフォーマンスが改善されることが多いです。
ただし、この方法でキャッシュを消去すると、アプリの読み込み時間が一時的に遅くなる場合があるため、使用状況に合わせて行うようにしましょう。
ストレージを消去とキャッシュを削除の違いは？
ストレージを消去することとキャッシュを削除することは、Androidデバイスのメンテナンス面でそれぞれ異なります。
キャッシュの削除は、アプリやシステムが一時的に保存したデータを消去することです。このキャッシュデータには、ウェブページの画像やアプリの一時ファイルが含まれており、これらを削除することでデバイスのストレージを解放し、パフォーマンスをやや改善することが可能です。
キャッシュをクリアすることは、デバイスの動作を速くするための一時的な解決策として有効ですが、アプリの動作に必要なデータも一時的に削除されるため、次回アプリを開く際には再度データを作るかダウンロードする必要があります。
一方で、ストレージを消去するという行為はデバイスの内部ストレージからファイルやアプリ、データを完全に削除することを意味しており、デバイスを新品時の状態に戻すことができます。
このプロセスは、デバイスを売却する前や深刻なシステム問題を解決する場合に利用されることが多く、デバイス上の全ての個人データを消去し、全ての設定を工場出荷時の状態にリセットすることが可能です。
キャッシュの削除は一部のファイルを消去し、少量のストレージを解放するための短期的な措置であり、データやアプリケーションはそのまま保持されます。しかし、ストレージを消去すると、デバイス上の全データが完全に削除され、デバイスは完全にリセットされるため、慎重に行う必要があります。
ストレージがいっぱいになったら何を消せばいい？
スマートフォンのストレージがいっぱいになった場合、効果的に空き容量を作るためには複数のアプローチ方法があります。まず、不要な大容量ファイルやアプリを削除するのが最も直接的な方法です。
特に動画や写真、ダウンロードしたファイルなど、サイズが大きいものはストレージを大量に占めています。これらをデバイスから削除またはクラウドサービスへバックアップすることで、かなりの容量を解放できます。
次に、使用しないアプリや古いアプリデータを削除するのもおすすめです。多くのアプリは使用していないにも関わらず、バックグラウンドでデータを更新し続けたり、キャッシュデータを蓄積したりしています。
設定からアプリを管理し、不要なものはアンインストールすることでその分のストレージを回収できます。
また、メッセージングアプリの添付ファイルや古いメッセージもかなりのスペースを取ることがあるため、これらの整理をすることも有効です。特に、画像や動画などのメディアファイルは小さく見えても、合計すると大きな容量を占めることがあります。
さらに、ブラウザのキャッシュやクッキーも定期的にクリアするとよいです。これにより、Webサイトの閲覧データが蓄積されるのを防ぎ、スムーズなブラウジングが可能になることに加えて、ストレージの空きも確保できます。
スマートフォンのキャッシュ削除でアプリケーションの起動が早くなる！
スマートフォンのキャッシュ削除は、デバイスのメンテナンスとパフォーマンス向上に不可欠な手順です。キャッシュとはデバイスがウェブページやアプリのデータを一時的に保存することで、再訪問時の読み込みを高速化するシステムです。
これにより、アプリケーションの起動が早くなったり、オンラインコンテンツのロードが速くなったりするなどのメリットがありますが、キャッシュが過剰に蓄積されるとデバイスのストレージ容量を圧迫し、パフォーマンスを低下させる原因にもなります。
iPhoneとAndroidデバイスではそれぞれキャッシュの削除方法が異なりますが、基本的には設定メニューからストレージ管理機能にアクセスして行うことができます。また、LINEなどのアプリも独自のキャッシュを持っており、これらも定期的に管理する必要があります。
修理に関する疑問や不安がある場合は、スマレンジャーにご相談ください。
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